妊娠中の抗生物質、抗菌剤の危険度まとめ

妊娠しているかどうかはっきりしない時期の抗生物質は危険なのか、妊娠期間中はずっと抗生剤は飲まない方がいいのか気になったので調べてまとめました。antibiotics

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妊娠中に飲める抗生物質の種類

妊娠中に飲んでも赤ちゃんに悪影響がないと言われている抗生物質はペニシリン系、セフェム系、マクロライド系の抗生物質です。

妊娠の経過を見てもらっている医師から処方されたなら、赤ちゃんのことも考えた上で出された薬なのでより安全なものが処方されています。気になるなら相談すれば危険性なども説明してくれます。

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妊娠中に飲んではいけない抗生物質の種類

妊娠中に飲んではいけない抗生物質はアミノグリコシド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系があります。これらの系統の抗生物質は赤ちゃんに良くない影響があることが分かっています。

アミノグリコシド系抗生物質の赤ちゃんへの影響は5段階中3か4(中程度危険)

主なアミノグリコシド系抗生物質はストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、トブラマイシン、アミカシン、ジベカシン、アルベカシンがあります。赤ちゃんへの悪影響があることが分かっている薬ですが、場合によっては妊婦へ処方されることがある薬です。この中でもゲンタシンだけは危険度が一段階下がっていて、赤ちゃんへの影響は他のアミノグリコシド系抗生物質よりも少ないとされています。

薬の作用 薬の名前
抗結核菌作用 ストレプトマイシン

カナマイシン

抗緑膿菌作用 ゲンタマイシン(ゲンタシン)

トブラマイシン(トブラシン)

アミカシン

ジベカシン

抗MRSA作用 アルベカシン(ハベカシン)

アミノグリコシド系抗生物質自体に副作用があって、聴力や平衡感覚がおかしくなることがあります。また腎臓に結構な負担になるようです。この成分は胎盤を通じて赤ちゃんへ移行するらしく、赤ちゃんの聴力に影響することがあるようです。

ゲンタシン軟膏は妊婦でもよく処方される

と言っても、ゲンタマイシン軟膏とかは妊娠中でも処方されることが多い軟膏ですよね。ニキビとか虫刺され、イボとかに割と一般的に処方されているようです。妊娠していることを伝えた上で処方されているので赤ちゃんへの影響は問題ない、とされていますが…主治医に相談しながら使った方がいいですね。特に自宅にあるゲンタマイシンとか、個人輸入したゲンタマイシンとかは成分や配合が違うかもしれないのでやたらに使わないほうがいいです。

アミノグリコシド系抗生物質の中でもゲンタシンだけは危険度が一段階少ないですが、動物実験では胎児に影響がみられた…ということなので妊娠中ならやっぱり避けたほうが良いのかと個人的には思いました。

妊娠中の抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質は赤ちゃんの歯が黄色くなるらしい

テトラサイクリン系抗生物質は胎盤を簡単に通過してしまう性質があるらしく、赤ちゃんへの危険度は5段階中4でかなり影響が深いです。テトラサイクリン系抗生物質は骨に取り込まれていき、成長不足を起こしたり、歯の発育不良につながるようです。歯のエナメル質へはダメージが大きく、歯の色が黄色くなることがあるようです。妊娠中期から後期の間が一番影響が大きくなる期間ですが、妊娠初期から気を付けたい薬物ですね。

ニューキノロン系抗生物質は禁忌、だけど影響はさほど無いとされている

ニューキノロン系、キノロン系は妊娠時には禁忌、飲んではいけない薬とされています。ニューキノロン系、キノロン系抗生剤は人工的に作られた有効成分が天然成分である抗生物質に追加されている薬です。絶対に飲んではいけない、というほどではないようですがペニシリン系の抗生物質で代用したほうが安全なようです。

動物実験では赤ちゃんの発育がよくなかったり、骨格がおかしくなることがあるようです。でも妊娠に気づかずに飲んでしまった妊婦さんを調べても、普通に過ごした妊婦さんとの障害発生率に差がないことが分かっています。もし飲んでしまってもそれほど恐れる薬物ではないようです。飲んでしまったら主治医にまずは相談したほうが良いですね。

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そもそも妊娠中に抗生剤がひつようなのか?

先生に相談すれば、妊娠中にも影響が少ない抗生剤を処方してくれます。でも本当に必要な薬なのか?とも思いました。 そもそも抗生物質ってなんなのか調べると、抗生物質は細菌の増殖を抑える薬で、ウイルスには効果がないようです。

抗生物質では風邪は治らない

風邪の時に処方される抗生物質は、風邪のウイルスで弱った身体にほかの細菌が入ってしまうことで風邪をこじらせないようにする目的があるようです。

風邪のときに抗生物質を飲んでも風邪自体は治らないわけです。風邪を治す薬はない、という話はこのことからきているんですね。

妊娠中は風邪は自力で治すか?

先生も受診してきた以上、何か対応しないといけないだろうし、苦しいよりは早く治したほうが良いだろう…と薬を出してくれているような…。

受診した時に

「抗生剤を飲まなくても治るか?」

「自力で治すとどうなるのか?」

を聞いてどっちが得策なのか?を考えたいな、と思いました。

抗生物質はどんな細菌に効果があるの?

抗生物質は細菌感染にだけ効果があります。抗生物質には大まかに5種類ありますが、それぞれ別の細菌に効果があるようです。つまり抗生剤の種類によって得手不得手があって効きやすさが違ってきます。

  • ペニシリン系
  • セフェム系
  • マクロライド系
  • テトラサイクリン系
  • ニューキノロン系

抗生物質を飲んでおけば細菌感染は完全に防げる、というようなイメージがありますが抗生物質の種類によっては防ぎきれない細菌があるようです。

万能薬、のようなイメージが抗生物質にはありますが、効果的に使うには使い分けが必要なんですね。

抗生物質?抗菌剤?抗菌薬?

抗生物質のほかに抗菌剤とか抗菌薬という呼び方がされている薬があります。実は全部抗生物質のことらしいです。私はずっと別の種類の薬だと思っていました。

基本的には全て抗生物質のことだけど、細かく分類するとペニシリン系、セフェム系、ぺネム系、マクロライド系、テトラサイクリン系などの抗生剤は抗生物質という分類で、ニューキノロン系、キノロン系は抗菌薬という分類がされていました。

抗生物質は微生物が作った化学物質

抗生物質はそもそもカビが薬として使える、という発見から生まれたものです。抗生物質として有名なペニシリンはアオカビの属名です。

結核に効くストレプトマイシンは土の中の放射菌から発見されたものです。抗生物質とは微生物が作った化学物質なんですね。

抗菌薬は人工合成された化学物質入り

抗生物質と同じように病原体を殺す作用は同じですが、微生物が作り出した化学物質にさらに人工的に作られた化学物質を混ぜたものが抗菌薬と呼ばれているようです。

人工的に作られ、特定の病原体を殺す目的のための薬なので「抗菌薬」という名前になったようです。抗生物質はいわば天然成分なので「物質」なんですね。

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