手術したことがあると不妊になる?

過去に盲腸などの手術をしたことがあると、不妊になることがあるようです。その原因と「手術による不妊はどうすればいいのか?」調べてみました。

開腹手術をすると癒着することがある

不妊になってしまう手術というのは開腹手術が多いようです。というか、今のように腹腔鏡下手術がバンバン行われていた時代ではないので、ほとんどが開腹手術での後遺症?のようなもののようです。

で、お腹を開けてしまうと内臓同士がくっつき合う癒着という状態になることがあるようです。子宮や卵巣、卵管など妊娠に必要な臓器が癒着してしまうと卵子や精子、受精卵の通り道が無くなってしまうので不妊原因になります。

盲腸の手術の影響

盲腸は体にとってあまり必要がない臓器だといわれていた時代は盲腸を取ってしまう手術をよくしていました。今や盲腸は免疫力を作ると考えられています。なので、盲腸が炎症を起こしても薬で散らしたりして、あまり手術は行われてはいないようです。

でもひと世代前だとかなり手術をしていて、その影響で不妊になってしまう人もいるようです。盲腸を手術したからといって必ずしも癒着するわけじゃないので、あまり過敏にならなくても良いとは思います。

(ただ不妊の可能性がある、というだけ)

産婦人科にかかるときの問診に「過去の手術経験」という欄があると思うので、記入しておけば先生が癒着の可能性も考えてくれると思います。なんなら癒着してないか聞いてみても良いと思います。

癒着の症状

臓器が癒着している場合、目立った症状が無いこともあります。考えられる症状としては

  • ときどき腹痛がある
  • なかなか妊娠しない
  • 下腹部が痛い
  • オリモノが多い

というものがありますが…やっぱりずっと続いていて当たりまえになっているので自覚するのは難しいらしいです。

なかなか妊娠しないな?となって検査して初めて卵管癒着が判明する、ということみたいです。

卵管が癒着していないか調べるには?

過去に開腹手術をしていて、なかなか妊娠しない…もしかして卵管が癒着しているんじゃないか?と心配なら、卵管造影検査で調べることもできます。膣から造影剤を入れて左右の卵管が通っているのかレントゲンを取って確かめる方法です。

検査で妊娠しやすくなることもあるらしい

この造影剤を通すときに圧力がかかって、卵管が通りやすくなり妊娠しやすくなった!という体験も多いようです。

レントゲンをとるので絶対に妊娠していない排卵日前を狙って検査するのがベストタイミングだと思います。

重い生理くらいの痛みがあります。(人によっては痛くなかったり、とんでもなく痛かったりするらしいですが…)

卵管が癒着していた場合

手術の影響で卵管が癒着していた場合、卵管を通すための治療があります。他にも自然妊娠から人工受精に切り替えていく、という方法もあります。

卵管通水法

卵管通水法というのは、卵管造影検査と同じような感じで、造影剤の代わりにステロイド剤や抗生剤が入った水や食塩水を通す方法です。癒着している部分が少ない場合はこの方法で開通することがあります。

卵管形成術

もっと詰まりがひどい時は風船のようなバルーンを癒着部分に入れて膨らませてはがす卵管形成術があります。カテーテルでの手術の場合は日帰りでできる手術です。

手術の影響で癒着していてもはがす方法がある

結論からいうと盲腸などの手術の影響で癒着があったとしても、卵管通水法や卵管形成術などで癒着をはがす方法があります。

ただ、思うに、人によって癒着具合が違うので「妊娠しないから癒着をはげば妊娠する」とは一概に言えないのではないかと思います。というのも、卵巣が片方だけ、卵管が片方だけしか機能していなくても妊娠することは可能だからです。

何が言いたいのかというと、もし片方の卵管が癒着していたらそれははがす価値があるのか?いや無いだろう、ということです。

たとえ片方の卵管が詰まっていても、もう片方の卵管が使えるなら自然妊娠する可能性は十分高いです。それでも今まで妊娠しなかった期間が長いなら、不妊の可能性は卵管だけじゃなく他にもあるのかもしれないということです。

卵管が実際に癒着しているかは分からない

ここで大事な情報を見つけたので紹介します。どうやら卵管造影検査で癒着していると診断されても実は実際に癒着している人は半分程度なんだそうです。

え?じゃあ、卵管造影検査ってなんの意味があるんだ?と思いました。

これは左右両方の卵管が癒着していないか?とかまるっきり開通していないとかそういった可能性を検査しているようです。片方が開通していれば妊娠する可能性が十分あるわけですから、片方が詰まっていても処置の必要はない、と考えるわけですね。

人工授精も一つの方法

卵管が癒着していた場合、次の手をどうするのか?というのは主治医や本人の考え方次第だと思います。卵管さえ開通すれば妊娠する!と考えて卵管を通す処置をしてみるのも方法のひとつだと思います。

でももし、片方が開通していた状況でも妊娠していない状況が続いていたなら、卵管の詰まり以外の原因が隠されているのかもしれません。子宮頚管部分で精子との相性が悪くて入り込めなかったり、精子の動きが悪かったりするかもしれません。

卵管の癒着をとる手術は体力も時間も使います。けれど手術したとしても妊娠する確率は格段に上がる、というほど効果がないようです。それならば、限られた時間の中で、人工授精を試してみるというのもよい方法かもしれないと思います。

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