3度目の子宮内容物除去術 複数回手術すると内膜が薄くなって妊娠しにくい?

前回の稽留流産が起きて半年以内に今回の稽留流産が起きてしまいました。 子宮内容物除去術を短期間で数回受けると妊娠に影響があるのか?続けて流産するとどんな診断がされるのかを私の体験談からまとめています。thin

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半年以内で2回の稽留流産手術

半年の間に二度も子宮内容物除去術をすることになりました。二度目でも術前血液検査はしなければいけなないので一通り受けました。 この時の執刀医は前回の先生とは違い女性の先生でした。

女性の先生は消毒の仕方から検査の仕方までソフトで全然痛くなくて感激しました。処置してくれる先生によって痛みの加減が違うのが実感できました。女医さんだと良いのかは謎です。

将来の妊娠のために優しく処置する方がいいらしい

子宮内容除去術は、将来妊娠しやすくなるためになるべく丁寧にやさしく手技(処置とか手術の技術を手技というそう)をするそうです。

私はこの女性の先生のソフトな やり方に安心しました。 立て続けに手術をする結果になったけれど子宮にそんなにダメージが残らないかもしれないと感じました。

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ラミナリアが痛すぎて倒れる

前回と同じように子宮頸管部分を広げる処置が始まりました。前回もふとん針を刺すような痛みがありましたが、今回もすごく痛かったです。1回チクッとする痛みがありましたが、このラミナリアをするのが初めてではなかったので「まあ大丈夫だろう」と甘く考えていました。

五寸釘を打たれているような痛みがあった

処置室から大部屋の病棟まで歩いて移動しているときにラミナリアの痛みがだんだんと強くなってきました。まるで下から五寸釘を打ち付けられているかのような痛みが続きます。病棟まで行けばベッドに横になれると考えて我慢して歩いていましたが、その途端に目の前が急に真っ暗になってすぐに病院の固い床が目の前に現れました。

痛すぎて倒れる人続出

一瞬何が起こったかわかりませんでしたが、どうやら私は倒れたようです。

痛みが強すぎて倒れたようですが、 ラミナリアが原因で倒れる人は結構いるようです。 一度ラミラニアを入れたから大丈夫と思わずに自分の体調の変化には注意しておいたほうがよかったんです。

車いす移動が良いかも

結局、この時車椅子が用意されて病棟まで車椅子で行きました。付き添ってくれた看護師さんが頭を打っていないかすごく気にしてくれました。ラミナリアで倒れて頭を怪我したのでは 笑えないです。とにかくラミナリアはそれぐらい激痛でした。

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短期間に流産手術をすると妊娠しにくくなるか

子宮の内膜を掻き出すような子宮内容除去術を2回以上経験していると子宮内膜が薄くなってしまうことがあるようです。(一回だけ薄くなるんじゃなくて、厚くなりづらくなるらしい)

期間は関係なく処置の回数を重ねているのが原因のようです。つまり私のように子宮内容除去術を2回受けてしまった場合は、部分的に内膜が薄くなっている部分があると考えられるようです。

処置は丁寧な方が子宮に影響がない

内膜が薄くなってしまうのを防ぐためには子宮内容物除去術をなるべく丁寧に優しくすると影響が少ないようです。この辺りの手術の仕方が今後の妊娠に影響するかどうかは先生の考え方にも左右するみたいなので心配なら相談してみてください。

子宮内容除去術は丁寧に優しく行った方が妊娠しやすくなるのか?

子宮内容除去術のやり方次第で今後の妊娠しやすさに影響するのか?聞いてみたところ、先生によって「影響する」という意見と「あまり影響を考える必要は無い」という意見がありました。

子宮内容除去術とはどんな手術か

先生によって子宮内容除去術と今後の妊娠についての考え方が違ったことが気になって、子宮内容除去術について調べてみました。子宮内容除去術はドイツ語で Auskratzung( アウス)と呼ばれているそうです。

私が一番初めに子宮内容除去術を受けた時(前回の妊娠より4年ほど前の流産時)は、この手術の名前は子宮掻爬術でした。このドイツ語のアウスというのは掻爬という意味があります。

子宮内のものを棒で掻きだす

昔の子宮掻爬術というのは胎盤鉗子と言う特別な形の棒のようなもので子宮内容物を全部掻き出した後にさらに子宮内をカリカリにするまで擦ったそうです。この頃の子宮掻爬術というのは内容物を残すというのは患者さんにとって悪である、という考え方だったようです。そのために全ての先生は子宮内に残存物がないように全て掻きだす手術を行っていたようです。

やり方が変わった

時代は流れて、(と言ってもこの間は20年くらいしかないと思います)子宮掻爬術は子宮内容除去術に名前が変わりその方法も変わったようです。

内容物が残っても良い

方法自体は胎盤鉗子を使うのは変わりはないと思いますが、子宮内容物が残っても構わない、むしろ 残存物があるくらいに行ったほうが患者さんのためになるという方針に変わりました。(この辺の方針が医師によって違うみたいです)

今は子宮内容物は胎盤鉗子でちょっと擦ってあげれば自然に剥がれて綺麗になると今は考えられているようです。

昔の手術を受けた人は内膜が薄いという論文は正しいか

不妊の統計の結果で、子宮内容除去術を受けた際にカリカリになるまで処置を受けた人は子宮内膜が薄いという傾向があることが論文ででていました。

この子宮内容除去術の影響で子宮内膜が薄くなったのではないかとされる論文を紹介しておきます。

Thin unresponsive endometrium–a possible complication of surgical curettage compromising ART outcome.

Shufaro Y1, Simon A, Laufer N, Fatum M.

Author information

Abstract

PURPOSE:

Endometrial thickness is important for implantation. Little data addresses the etiology of persistently thin endometrium. We present a patient cohort in order to define common features and draw conclusions.

METHODS:

Thirteen out of 1,405 IVF patients repeatedly had thin unresponsive endometrium (

RESULTS:

Patient age was 35.9 +/- 5.7 years. Ten patients had a curettage performed previously. Nine patients had normal cavity and endometrium, and in four adhesions were diagnosed and removed. Out of 99 cycles performed afterwards, endometrial thickness increased in 22. ETs were performed in 49 cycles resulting in 11 pregnancies. Their outcome was eight miscarriages, two terminations due to malformations, and one live birth.

CONCLUSIONS:

Thin unresponsive endometrium was associated with curettage, not necessarily with intrauterine adhesions. Even if adequate thickening eventually occurred, the reproductive outcome was still very poor. Therefore other alternatives should be sought for these patients.

英文なので翻訳をしてみました。参考にしてください。

子宮内膜の厚さは体外受精の成功に重要だと考えられる。 長期間子宮内膜が薄くなってしまう病態についてほとんどデータがないので、共通している特徴を探して結論を出すために患者さんを研究した。

治療に当たった1405人中13人が子宮内膜が7ミリ以下で子宮内膜が厚くならない症状があった。

患者さんの年齢は30歳ぐらいから40歳ぐらいまで。13人のうち10人の患者さんは以前に子宮内除去術を受けたことがある。13人のうち9人の患者さんは正常内膜で、 4人には軽度の癒着があったので癒着を剥離する処置をした。 この13人の患者さんは不妊治療を受けていて、何も内膜が7ミリ以上の時に11人が妊娠した。

この11人の妊娠のうち8人は流産、二人が奇形となった。

結論:子宮内膜が薄い理由は、必ずしも子宮内膜が1着しているためではなく子宮内除去術が関係あると考えられる。妊娠できるほどの子宮内膜の厚さになっても、妊娠した結果は流産や奇形が発生するなどよくないものだった。

引用:

NCBI - WWW Error Blocked Diagnostic

この結果だけ見ると子宮内膜が厚くならない13人はほとんどの人が子宮内除去術を受けています。この論文結果のように子宮内除去術を受けてしまうと妊娠してもほとんどが流産や奇形という結果になってしまうのかと言うと、ちょっと疑問が残ります。

論文の対象者は複数の不妊要因がある

というのも13人のうち6人が数回の子宮内除去術を受けた患者さんであること、子宮内腔 癒着があった患者さんがいること から 流産や奇形 という結果はアッシャーマン症候群とか他にも原因がありそうに思えます。

なので、子宮内容除去術だけを受けている(他に問題がない)人とは言えず、この手術を受けただけで内膜が薄くなるとは断定できないように思いました。

この研究だけでははっきりしない

また子宮内容除去術を2回受けた人の中から妊娠に至らない人を研究しないと、 掻把処置が原因で流産したとは言えないと思います。つまり何らかの原因で流産しやすい人の中には子宮内容除去術を2回受けている人がいる、という論文内容だと思います。

ですが…子宮内を全て掻きだすような掻把術が原因で内膜が薄くなる…という可能性も否定できません…。

結局、影響あるのかないのか?

この論文からだと対象者が広すぎて掻把術がもとで内膜が薄くなるのかイマイチはっきりしないと思いました。

それでも、掻把術で子宮内をこすり過ぎるよりは刺激を与えて自然な流産を促す方が子宮の負担が軽くて十分な処置な気がします。もしそれで子宮内容物が残ってしまって再手術になったとしてもその後の妊娠の可能性が高くなるなら、その方が良いと思いました。

結局のところ、掻把術の影響があるかどうかは、そのほかの妊娠しにくい原因があるかどうか?子宮に傷が無いか?などの要因の方が大きいと思いました。

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